Excelで描くパソコン画<描き方>(此れはCDの序文です)
序:自分に感動する EXCEL'07での描き方補足
パソコン画は、気付かなかった自分自身を発見させてくれる。
パソコン画は、自分自身に感動を与えることが出来る。
そして 自分自身が新しくなったことを実感出来る。
このCDはパソコン画を描いていく過程で学び取ったことを書いたもので、専門家が
書いたマニュアルは参考にしていません。
また私がエクセル上でパソコン画を描き始めたのは、と言うよりも自分でパソコン
を使い始めたのは、60歳を目前にした1999年の8月頃でした。
したがって、このCDに書いてある内容は、全く不器用な素人が幼稚な絵を描きなが
ら、こんなことが出来ればもっと綺麗な絵が簡単に描けるのだが「できないか」、或
は「出来るはずだ」とパソコンに向かって「泥臭い」試行錯誤を楽しみながら繰り返
して習得したことです。
その場で欲しいと感じたものを掘り出して使うと言う「勉強嫌い」がやる「非生産的」
手順で習得したことで、本を読んで勉強してから取り組むと言う「普通の賢い」手順
の逆を辿って得たものですから、言葉遣いや手法が専門的ではありません。
パソコンで絵を描くのはとても簡単です。その上綺麗に描けます。
パソコンは「難しい道具」で、本を読んで「勉強」しないと、使えないと思い込んでい
る人がいるようですが、そんなことは有りません。実に簡単に使えます。自転車の
ように使えば良いのです。
自転車を習うのに、本を読んで勉強してからやった人はいないでしょう。先ず手に触
れて動かしてみるのです。壊れもしません。そして一度やってみたことは、メモして
貼り付けておいて、使い易くしておきます。
パソコンは、色々な作業板が入っているランドセルのようなもので、夢が一杯詰まっ
ています。(作業板或は作業台はプログラムといいます。)
蓋を開けて作文用の作業板を取り出せば、板上の道具箱の中には辞書、鉛筆、消し
ゴムさらには線引き等、作文に必要な物がみんな揃っています。
絵を描く作業板には、鉛筆や消しゴム、それに数えられないぐらい多くの絵の具や図
形等が用意されています。
音楽を作る作業板も付け加えることが出来ます。
リタイヤしたシルバーでも、子育て中の奥様方でも少しの努力で知性と感性を磨きな
がら自分発信が出来る優れものにする事が出来るのです。
パソコンで絵を描くのは、絵の具で紙に描くより遥かに簡単です。
第一水が要りませんから汚れません。失敗しても消して描きなおせます。
上手くかけた絵は、コピーしてあちこちに貼り付けて使えます。
未完成だったり、今一気に入らない絵は、パソコンの中に仕舞って置いて、思い出
したときに取り出して、描き加えたり手直ししたりして仕上げることが出来ます。
使える色は図のように揃っています。(図は省略)
こんなにたくさんの中から気に入った色を選ぶのですから、同じ輪郭の絵に塗る時
でも、気分や日によって使う色の組み合わせが変わっても不思議では有りません。
そして時として、自分が自分自身に感動するような絵ができるのです。自分を超え
た絵が、パソコンと言う道具を使う事でできるのですから感動します。
リタイヤーして緻密なスケジュールから解放された時、自分が自分自身に感動を与
えることが出来る営みを発見できるとしたら如何でしょうか。子育てのふと一息入れ
た瞬間に、こんな感動を味わえたらどうですか。
家族や友人に披露すると、感動が声になって還ってきます。
感動が感動を呼んで自分自身が新しくなることを実感する瞬間です。
全く新しい世界で新しい感動の波紋を感じ、更に次の感動を求めて描こうと観察し、
観察からも新しい発見をして感動する。感動の連鎖が、描く絵に力強さを与えます。
こんな感動の連鎖は年齢を超越します。
貴の花が膝の痛みに耐えて武蔵丸と決勝戦を戦って優勝しました。勝った時の貴
の花の形相は「鬼の形相」などと言われましたが、そんな怖い形相をしたにも拘らず
多くの人に感動を与えました。小泉総理大臣が表彰の時に「感動した」と叫び、さら
に感動が感動を呼びました。
苦痛に耐えて期待を超えた成果を出した時に感動が生まれました。そしてそれを声
にした時に感動が波紋として多くの人の心に届きました。
理屈は要りません。手を下すことが発見につながり、自分自身に感動する源です。
始めましょう。
子供は先入観が無いから自由で柔軟です。
時代の先を行く可能性に富んだ道具を与え、発想した物を思いのままに表現させれ
ば感性を新しい形に作り出すことでしょう。
同じパソコンの同じ環境で、理科や数学の勉強と同時に美術の表現もとても便利に
出来ることを知れば、理科と美術が結びついた感動を表現することでしょう。
理科や数学と美術は全く別の世界であるかのように思われていたのが、エクセルで
パソコン画を描くことを知った子供の世界では、これらの間に何ら壁はなく一つで同
じ世界として捕らえられえるようになることでしょう。
表計算などと言う技術・分析が得意と思われているエクセル上で、感性に源を置く
絵を描くことは、理科や数学と図形・絵画の間に何の障壁も無いのと同じで、自由
に行き来できます。
絵を描くことと理科や数学を学ぶことは同じ板上のことなので、これらに境目を感じ
ないマルチな人材の育成に役立つことでしょう。
そして、エクセルとパソコン画に馴染む事は、「勉強してから使う」と言う理論先行型
と、「面白い事をしながら活用範囲を広げていく」というニーズ先行・実践拡大型の両
方の門が開かれるのです。
新しい道具を使うことで、専門化しすぎた人の能力を総合化して、新しい時代のレオ
ナルドダビンチを期待できるのではないでしょうか。
パソコン画も、木版画やリトグラフというような、時代の波の中の表現方法の一つで、
新しいジャンルとして育っても不思議では有りません。
さあ新しい手法を試してみましょう