マンジャロ(一般名:チルゼパチド)でのダイエットをやめたあと、「やめたらどうせ全部戻るのでは」「リバウンド率はどのくらいなのか」と気になっている方もいるでしょう。
マンジャロ中止後のリバウンド率には統一された計算方法がなく、元の体重と減った体重のどちらを基準にするかで数値が大きく変わります。
そこでこの記事では、マンジャロのリバウンド率と戻り始める時期、リバウンドしなかった方に共通する特徴、リバウンドを回避する方法を解説します。やめたあとの体重が心配な方は、ぜひ参考にしてください。
【結論】マンジャロのリバウンドは全員が元の体重に戻るわけではない
マンジャロの使用をやめると体重が増える可能性はありますが、全員が元の体重まで戻るわけではありません。
実際の臨床試験でも、リバウンドには個人差があり、平均すると減った体重の約半分が戻る結果となっています。
チルゼパチドを用いた海外の臨床試験(SURMOUNT-4)では、36週間で平均20.9%減った体重が、中止してからの52週間で平均11.1kg戻ったと報告されています。

それでも試験開始からの通算では9.9%減の水準を保っており、中止した群も体重がそのまま振り出しに戻ったわけではありませんでした。
このように、どの程度リバウンドするかには個人差があり、食事や運動などの生活習慣によっても変わります。
やめたあとの体重が不安な方は、減量のペースだけでなく、やめる時期や卒業後の食事まで相談できるクリニックを選んでおくと安心ですよ。


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【独自調査】マンジャロのリバウンドに関する口コミ調査
マンジャロをやめたあとに何が起きたのかを知るため、マンジャロおすすめ比較NAVIでは公開されている口コミ47件を集め、体重・食欲・やめ方の3つの軸で分類しました。
| 調査対象 | マンジャロのリバウンドに関する公開口コミ 47件 |
|---|---|
| 調査内容 | やめたあとの体重・食欲・やめ方の分類・集計 |
| 調査方法 | Yahoo!知恵袋・note・個人ブログの公開投稿から収集 |
| 調査期間 | 2026年8月 |
口コミを分類した結果、もっとも多かったのは「やめたあとに体重が戻った」の13件で、次いで「食欲が戻った」が11件、「段階的に減らしてやめた」が9件です。

件数の多い順に紹介します。
マンジャロをやめた後に体重が戻った
どのくらい体重が戻ったのか、どのくらいの期間で戻ったのかまで具体的に書かれた投稿は13件と最も多く、実際に次のような声が届いていました。
2ヶ月弱で7.8kg落ちましたが、7週目でやめたら半年後には開始前とほぼ同じ体重まで戻りました。
Yahoo!知恵袋
やめて約1ヶ月はキープできていたのに、そこからじわじわ増えてきています。
個人ブログ
これらの口コミから、マンジャロ中止後のリバウンドは3つのパターンに分かれることが判明しました。
- 1ヶ月ほどの休薬で2〜3kg増えた
- 半年ほどで開始時とほぼ同じになった
- 1ヶ月はキープでき、そこから増えた
マンジャロをやめた後に食欲が戻った
一方で、「体重が増える前に食欲が戻った」という口コミも11件ありました。
マンジャロを使っていた頃にはなかった強い空腹感に耐えられず、好きなだけ食べてしまいました。
note
用量を2.5mgに戻したタイミングから、食欲はずっとありました。
note
このように、「以前より食べられるようになった」と感じたあとに、体重が増え始めた方も一定数いると分かります。
食欲が戻る理由は、このあとの章で解説します。
マンジャロを段階的に減らしてやめた
マンジャロを急にやめるのではなく、「投与量を少しずつ減らしてから中止した」という口コミも見られました。
急にやめると食欲が一気に戻ると聞いたので、週1回→10日に1回→2週間に1回と段階的に体を慣らしています。
note
体重が安定してきたので5mgから2.5mgに落とし、卒業に向けてさらに減らしている途中です。
個人ブログ
段階的に減量することで、食欲や体重の変化を確認しながらやめる方法として、以下の3つが挙げられます。
- 間隔をあける:週1回から10日、2週間と打つ間隔を広げていく
- 用量を下げる:5mgから2.5mgへ落として体重の変化をみる
- 両方を組み合わせる:用量を下げたうえで、さらに間隔も広げる
マンジャロをやめた後も体重を維持できた
ここまでとは反対に、「やめたあとも体重を保てている」という口コミも7件ありました。
友人は2ヶ月で8kg痩せて、半年経ちますがそのままキープしています。
Yahoo!知恵袋
卒業から30日で+0.8kg。完全に薬が抜けた分の増加はありますが、その程度で済んでいます。
note
これらの口コミを深掘りすると、次のような習慣が共通していると判明しました。
- 毎朝きまった時間に体重を記録していた
- たんぱく質を意識して献立を組んでいた
- ウォーキングなど負担の軽い運動を続けていた
マンジャロのリバウンド後に再開した
リバウンドした人の中には、もう一度体重を減らすためにマンジャロを再開したケースもあります。
半年ほど休薬したら元の体重に戻ってしまい、用量を上げて再開しました。
Yahoo!知恵袋
休薬中に増えてしまったので2.5mgで再開し、その後5mgに上げました。
個人ブログ
このように、一度マンジャロを中止した方は、体重が増えたときだけ打ち直して調整しているようです。ただし、この使い方でリバウンドを防止できるかを確かめたデータは現時点でありません。
編集部マンジャロを再開してもよいかは、体重の変化や体調をみながら医師が判断します。手元に薬が残っていても自己判断で打ち直さず、まずは処方元へ連絡してみてくださいね。
※本調査の結果は投稿者個人の主観に基づくものであり、効果・サービス内容を保証するものではありません。
マンジャロのリバウンド率は定義によって変わる
マンジャロのリバウンド率は、体重減少分の何割が戻ったか、開始前の体重までどの程度戻ったかなど、基準によって異なります。また、追跡期間やどこからをリバウンドと呼ぶのかによっても、印象は大きく変わってきます。


ここでは、上記3つの指標でのリバウンド率について紹介します。
減った体重の25%以上が戻った方の割合
SURMOUNT-4を対象にした事後解析※では、中止した308人のうち82%が減った体重の25%以上をリバウンドしていました。例えば、マンジャロで12kg減った人なら、3kg以上増えた計算です。※試験が終わったあとに、当初の目的とは別の角度でデータを集計し直した解析
| 中止後1年で増えた体重 (減量分に対する割合) | 該当した方の割合 |
|---|---|
| 25%未満 | 17.5% |
| 25%以上50%未満 | 25.0% |
| 50%以上75%未満 | 33.4% |
| 75%以上 | 24.0% |
この数え方なら8割超がリバウンドした計算になりますが、裏を返せば、6人に1人は中止後1年で増えた体重が減量分の4分の1未満におさまっています。



ただし、減量分の4分の1以上が再び増えた状態をリバウンドと定義した場合の数値です。ご自身が「リバウンドした」と感じる体重変化はもう少し大きいはずなので、次の2つもあわせて見てみてくださいね。
減った体重の80%以上を保てた方の割合
一方で、減量後の体重をどの程度維持できたかという基準で見ると、同じ試験でも結果の見え方は変わります。
SURMOUNT-4で88週時点で、減量分の80%以上を維持できていた人は、中止群で16.6%、継続群で89.5%(335人中300人)でした。


やめた後も減量分の8割以上を保てた方は、10人に1〜2人にとどまり、多数派ではないことが分かります。
ただし、16.6%という結果は、中止後も一定の減量を維持できた方がいたことを示しています。この試験は海外で実施されたものなので、日本人の体格・食習慣を考慮すると、より減量分を維持できることも考えられるでしょう。
GLP-1薬を中止してから1年で戻った体重の割合
ここまではマンジャロと同じ成分の試験でしたが、GLP-1受容体作動薬をまとめて解析した報告もあります。
セマグルチド・チルゼパチド・リラグルチドを使った6件の試験3,236人の解析では、薬の種類を問わず、中止から52週で減った体重の約6割が戻ると推定されました。
この6割を減量幅ごとに置き換えた目安が下の表です。


| マンジャロで減った体重 | 1年後に戻る量の目安 | 残る減量幅 |
|---|---|---|
| 5kg | 約3kg | 約2kg |
| 10kg | 約6kg | 約4kg |
| 15kg | 約9kg | 約6kg |
10kg減らした方なら1年で約6kg戻り、4kgほどは残る計算です。
いずれも平均値なので、実際にどのくらいリバウンドするかは個人差がありますが、参考程度に知っておきましょう。
マンジャロをやめた後にリバウンドが始まる時期
マンジャロをやめた後の体重は、最後の1本を打った直後から一気に増えるわけではなく、しばらく大きく動かないまま、1〜3か月ほど経ったころから少しずつ増え始めます。



先ほどの口コミ調査でも、「1か月ほどはキープできて、そこからじわじわ増えた」という流れが最も多くみられました。


最後の1本から2週間ごろ
薬の働きが弱まっていく時期にあたり、「体重より先に食欲の戻りを感じた」という口コミが多く集まりました。
1〜3か月ごろ
体重が動き出しやすい時期で、口コミでも「1か月で1〜3kg増えた」という報告が集まっています。
半年〜1年ごろ
増えた体重がもっとも大きくなる時期です。SURMOUNT-4でも、中止からの1年で平均11kgほど増えていました。
1年より先
増えるペースはゆるやかになると見込まれています。ただし、1年より先の体重まで測った試験は確認できていません。
GLP-1受容体作動薬を対象にした統合解析では、中止後の体重増加は約23週で、最終的に見込まれる増加量の半分に達すると推定されました。


つまり、最後のマンジャロを打ってからおよそ半年が、体重がもっとも動きやすい時期です。その先はゆるやかになり、減った体重の4分の3ほどで頭打ちになると推定されています。
マンジャロの4倍速リバウンドとは
「マンジャロをやめると4倍の速さで戻る」という言葉を見かけますが、この4倍という倍率を裏づける数値は、公表されている試験データでは確認できません。
減る速さと増える速さを直接比べられるのは、平均107kgの方が36週間で85kgまで減ったSURMOUNT-4の1組だけです。
| マンジャロ | 期間 | 体重の動き | 1週間あたり |
|---|---|---|---|
| 使っていた間 | 36週間 | 約22kg減少 | 約0.6kg |
| やめた後 | 52週間 | 約11kg増加 | 約0.2kg |
1週間あたりに直すと、減っていたときが約0.6kg、やめた後が約0.2kgなので、増えるペースは減っていたときのおよそ3分の1にとどまっています。



倍率の大きさよりも、ご自身が減らしたkgを起点に、そのうち何kgが増えうるかで見たほうが実際に役立ちますよ。
マンジャロでリバウンドが起こる3つの理由
マンジャロでリバウンドが起こる理由は、薬が抜けたあとに体で何が起きるかを追うと、大きく3つに整理できます。


順にみていきましょう。
薬が抜けて食欲が元の強さに戻るから
1つ目は「薬が抜けて食欲が元の強さに戻るから」です。
マンジャロは食欲そのものに働きかける薬なので、打たなくなればその働きも続きません。
同じ有効成分チルゼパチドについて、厚生労働省のガイドラインでは「中枢神経系に分布するGIP受容体及びGLP-1受容体を介して食欲を調節する」と説明されています。
チルゼパチド・GLP-1・GIPとは
チルゼパチドはマンジャロの有効成分の名前で、GLP-1とGIPは食後に腸から出て食欲や血糖の調節に関わるホルモン


マンジャロは、この2つの受容体に同時に働くデュアルアゴニスト(2種類の受容体に同時に作用する仕組み)で、食欲を抑える働きは、薬が体にある間だけ続きます。
また、電子添文には「胃内容排出遅延」も記載されており、マンジャロは少ない量でも満腹感が続く状態を作っています。
胃内容排出遅延とは
胃から腸へ食べ物が運ばれる速さがゆっくりになる働きで、満腹感が続く一方で胃もたれの原因にもなる現象
マンジャロをやめるとこの2つの働きが同時になくなるため、食事の量が同じでも、物足りなさを感じやすくなるのです。口コミで体重より先に食欲の戻りが語られていたのも、このためだと考えられます。
減った体重の分だけ食べたい量が上乗せされるから
2つ目は「減った体重の分だけ食べたい量が上乗せされるから」です。
マンジャロを使用しているかどうかに関係なく、体重が減ったこと自体が食欲を強める方向に働くと分かっています。
| 体重が1kg減ったとき | 1日あたりの変化 |
|---|---|
| 食欲の変化 | 約100kcal多く食べる方向へ働く |
| 消費エネルギーの変化 | 20〜30kcal少なくなる |
10kg減らした方なら、消費が落ちる分を差し引いても、単純計算で1日1,000kcal近い食べたい気持ちが上乗せされる計算です。
別の薬で減量した153人のデータを数理モデルで解析した研究では、減った体重1kgあたり1日約100kcal、食欲が上乗せされると推定されました。


また、食事だけで13.5kg減らした50人の研究でも、1年後まで空腹感の指標が元の水準に戻らないままでした。
やめたあとに食べすぎてしまうのは意志の弱さではなく、体側の反応です。どちらもマンジャロを使った試験ではありませんが、自分を責めすぎずに上手に付き合っていきましょう。
筋肉が減った分だけ1日の消費エネルギーが落ちているから
3つ目は「筋肉が減った分だけ1日の消費エネルギーが落ちているから」です。
マンジャロで落ちるのは脂肪だけではなく、筋肉を含む除脂肪量も一緒に減っています。
マンジャロを用いた臨床試験の体組成サブスタディによると、72週の時点で除脂肪量は10.9%、脂肪量は33.9%減ったという結果でした。


割合に直すと、落ちた体重の4分の3が脂肪で、残る4分の1を筋肉などの除脂肪量が占めていた計算になります。
除脂肪量が落ちた状態で食事量だけが元に戻れば、減量前と同じ食べ方でも余りやすくなります。ここを埋めるのが筋トレを取り入れて筋肉量を保つという方法です。



体重計の数字だけを追っていると、この内訳の変化には気づけません。体組成計があるなら、体重と一緒に体脂肪率もメモしておくと変化を追いやすくなりますよ。
マンジャロでリバウンドしなかった方に共通する3つの特徴
マンジャロをやめた方が全員戻ったわけではなく、事後解析では治療中止後1年たっても、減った体重の4分の3以上を維持できていた方が17.5%いました。
その方たちが何をしていたのかを特定した解析は見つかっていませんが、ここでは減量後の状態を保てた方の共通点を整理します。
共通していた点を順にみていきましょう。
マンジャロを使っている間から食事の内容を変えている
1つ目は「マンジャロを使っている間から食事の内容を変えている」です。
今回の口コミ調査で体重を保てていた方は、食欲が抑えられている時期に、食事の中身まで見直していた点が共通していました。
- たんぱく質:肉・魚・卵・大豆を毎食どれか入れる形にしていた
- 間食:食べる時間帯を決めて、だらだら食べない形にしていた
- 食べ方:腹八分目で箸を置く習慣が薬を使う間に身についていた
肥満症の保険診療でも、同じ有効成分の薬について、投与と同時に食事療法と運動療法を行い、中止後はその2つで管理することが推奨されています。


この指針は自由診療のマンジャロに直接あてはまるものではありませんが、薬をやめる前から食事を整えておく考え方は変わりません。食欲が自然と抑えられる間に、食生活や運動習慣を見直してみましょう。
やめた後も体重を測り続けている
2つ目は「やめた後も体重を測り続けている」です。
マンジャロをやめた後も、体重を測り続けていれば、体重の変化にいち早く気づけます。実際、体重を測る回数は、やめたあとのリバウンド具合と結びついていることが以下の調査から分かっています。
減量後の方3,003人を1年間追った調査では、測る頻度が減った方は4.0kg増、頻度を保った方は1.8kg増という差が出ました。


また、測る回数が減った方では、脂肪の摂取比率が上がっていたことも報告されています。



これは、体重計に乗る行為そのものが体重を減らすわけではなく、増えたことに早く気づけるから立て直せるのだと考えられます。
毎日でなくてもかまわないので、曜日と時間を決めて量るようにしましょう。朝起きてトイレを済ませた直後が、いちばんぶれにくいタイミングです。
朝食を抜かず1日3食を保っている
3つ目は「朝食を抜かず1日3食を保っている」です。
マンジャロをやめた後は、空腹感の変化で食事量が乱れやすくなることがあります。そんな時、朝食を抜かず、1日3食をおおむね決まった時間にとることで、過度な空腹や間食を防ぎやすくなります。
実際、13.6kg以上の減量を1年以上保っている方の登録調査では、食事の回数に偏りが少ない傾向がみられました。
同じ登録調査の2,959人では、78.3%が週7日朝食を食べていると回答し、まったく食べない方は3.9%にとどまりました。


また、このうち2,886人を10年追った解析でも、減量幅は登録時31.3kgから10年後23.1kgとゆるやかに縮んだだけでした。
マンジャロで食欲が落ちていると「朝は食べられない」と感じて飛ばしがちですが、1食抜いた分を夜にまとめて食べる形になると、やめたあとの食事量が読みにくくなります。



朝から固形物がつらい時期は、ヨーグルトや豆乳など口にしやすいものからで大丈夫です。回数を空けないことが先で、量は後から戻していきましょう。
マンジャロでリバウンドしやすい方の特徴
ここまでとは反対に、マンジャロをやめたあとにリバウンドしやすい状況も分かっています。先に知っておくことで対策しやすくなるので、ここで確認しておきましょう。
- 減量幅が大きい:短い期間で10kg以上落とした
- 生活が変わっていない:薬に任せきりで食事と運動は以前のまま
- やめ方が急:相談せずに自己判断で最後の1本を打ち終えた
- 体重を測っていない:やめたあと体重計に乗る習慣がない
特に注意したいのが1つ目で、減った量が大きいほど、マンジャロをやめた後の食欲が爆発しやすくなります。



口コミでも「1ヶ月休薬したら戻った」「解放感で好きなだけ食べた」という声がありました。マンジャロをやめた直後の数週間が、いちばん食生活が乱れやすい時期です。
当てはまったからといってリバウンドすると決まったわけではありませんが、普段の生活に無理なくできる工夫を取り入れてみてくださいね。
マンジャロのリバウンドを抑える5つの方法
マンジャロをやめた後のリバウンドを避けたい方は、以下の5つを実践してみてください。


ここでは、普段の生活に取り入れやすい順に紹介します。
たんぱく質を中心にした食事に切り替える
1つ目は「たんぱく質を中心にした食事に切り替える」です。
マンジャロによる減量では、体脂肪だけでなく、筋肉や体水分などを含む除脂肪量も減ることがあります。マンジャロをやめた後は、残った筋肉をできるだけ維持できるよう、たんぱく質を意識した食事へ切り替えましょう。
減量中の高たんぱく食を調べた研究では、体重1kgあたり1.1〜1.6gをとった群のほうが、0.6〜0.9gの群より除脂肪量を0.43kg多く保てたと報告されています。


同じ群では脂肪量が0.87kgも多く減っていて、たんぱく質の量で減る体重のうち脂肪と筋肉などの割合まで変わると分かります。
体重60kgの方なら1日66〜96gが目安になるので、毎食に肉・魚・卵・大豆のどれかを取り入れるように意識してみてください。
筋トレを取り入れて筋肉量を保つ
2つ目は「筋トレを取り入れて筋肉量を保つ」です。
マンジャロでリバウンドが起こる3つの理由で説明したとおり、除脂肪量が落ちたまま食事量だけが元に戻ると、消費しきれなかったエネルギーが体脂肪として蓄積されやすくなります。
体脂肪の再増加を抑えるには、食事を整えるだけでなく、無理のない運動で筋肉量を維持することも意識してみましょう。
- 自重の筋トレ:スクワットや腕立てなど、道具なしで大きな筋肉を動かす
- 生活の中の動作:階段を使う、1駅分歩くなど移動をそのまま運動にする
- 習慣とセットにする:入浴前や歯みがき前など、毎日必ずある行動にくっつける



なお、運動の回数や時間に正解はありません。体力や落ちた筋肉量には個人差があるので、まずはご自身が無理なく取り組める内容を選ぶようにしてくださいね。
毎日体重を測って記録する
3つ目は「毎日体重を測って記録する」です。
マンジャロをやめた後、体重が数週間から数か月かけて少しずつ増えるケースも見られます。「気づいたら数kg増えていた」ということがないよう、毎日体重を測る習慣を身につけましょう。
- 毎朝、同じタイミングで体重を量る
- 生活習慣を見直す体重の目安を決める
(例) 「マンジャロをやめた時点から2kg増えたら見直す」など - 体重増加が続くときは食事量を少し調整する
6時間以上を目安に睡眠時間を確保する
4つ目は「6時間以上を目安に睡眠時間を確保する」です。
食事と運動習慣を整えていても、睡眠が短い日が続くと体重は増えやすくなります。
厚生労働省が成人向けに示している睡眠時間の目安は、1日6時間以上です。
また、同じガイドでは日本人男性労働者約4万人を7年間追った調査として、睡眠時間5時間未満の方は5時間以上の方より、肥満になるリスクが1.13倍だったという報告も紹介されています。
まずは起きる時間を固定し、習慣化できたら寝る時間を徐々に早めていくなど、自分の生活に合わせて睡眠時間を調整してみてください。



寝室の環境を見直すことで、睡眠の質を高められる可能性もありますよ。
戻り始めたら早めに処方元の医師に相談する
5つ目は「戻り始めたら早めに処方元の医師に相談する」です。
マンジャロをやめた時点から体重が2〜3kg増えた段階で相談すると、大きくリバウンドする前に食事や運動、治療方針を見直しやすくなります。
マンジャロ中止後の体重の推移、食事量、運動の内容、気になる体調の変化を記録しておけば、現状を踏まえて対応を検討してもらえるのでおすすめです。
- 食事と運動を見直して様子をみる
- 低い用量でマンジャロ投与を続ける
- 増えた体重と体調をみたうえでマンジャロを再開する



なお、肥満症の保険診療でも、同じ有効成分の薬について、中止後は食事療法と運動療法で管理し、原則6か月以上続けても必要な場合に限って再投与を検討するとされています。
自由診療のマンジャロダイエットでも、増えたらすぐ打ち直すのではなく、まず生活習慣から立て直す順番は変わりません。低い用量で続ける選択肢も含め、進め方は診察で決めてもらいましょう。
マンジャロのリバウンドに関するよくある質問
マンジャロのリバウンド【まとめ】
マンジャロのリバウンド率は定義によって異なりますが、どの研究でも減った体重のすべてが戻るわけではないという点は共通しています。
マンジャロ中止後にどのくらい増えるかを左右するのは、食事と運動、そして体重を記録し続けているかどうかです。
- リバウンド率は何を基準にするかと期間で変わり、公式に決まった数字はない
- 体重がもっとも動きやすいのはやめてから半年ごろまで
- やめても減った体重の80%以上を維持できた方が16.6%いた
- たんぱく質・筋トレ・体重測定・睡眠がリバウンドを抑える土台になる
- 体重が増え始めたら自己判断で打ち直さず処方元の医師に相談する



体重が大きく戻りやすいのは、短い期間で大きく減らして、生活が変わっていない場合です。やめる前から食事と運動を整えておくと、リバウンドをある程度回避しやすくなりますよ。
※マンジャロは日本では2型糖尿病の治療薬として承認されており、ダイエット目的での使用は承認の範囲外となる適応外使用にあたります。保険は適用されない自由診療のため、診察料・薬代・送料は全額自己負担です。吐き気や便秘などの副作用があり、まれに急性すい炎などの重い症状が起こることもあります。

