「マンジャロを打った翌日からお腹がゆるい」「打つ前は毎日お通じがあったのに、3日に1回くらいになった」など、マンジャロ使用後の下痢や便秘に戸惑っている方もいるでしょう。
下痢と便秘はどちらもマンジャロの電子添文(医療者向けの公式な説明書)で頻度5%以上に挙げられている症状で、こうした症状が起こるのにはきちんとした理由があります。
そこでこの記事では、マンジャロで下痢と便秘が起こる原因・続く期間の目安・つらいときの対処法を分かりやすく解説します。マンジャロを使っていてお通じの変化が気になっている方は、ぜひ参考にしてください。
【結論】マンジャロの下痢・便秘は増量ペースによって決まる
冒頭に述べたように、下痢・便秘は悪心・嘔吐・腹痛などと並ぶマンジャロの代表的な副作用で、電子添文でも「5%以上」というもっとも高い頻度区分に入っています。

こうした症状が特に出やすいのはマンジャロの打ち始めと増量した直後で、下痢は数日で収まりやすい一方、便秘は月単位で長引くことがあります。
副作用が強い状態で無理に次の用量へ増量すると、症状が悪化してマンジャロダイエットを続けられなくなるケースもあるでしょう。


| 項目 | DMMオンラインクリニック | クリニックフォア |
|---|---|---|
| 診察料 | 無料 | 1,650円 ※過去に自由診療の決済履歴があれば無料 |
| 送料 | 550円 | 550円 |
| マンジャロ2.5mg | 12,500円 定期12,000円 | 単品31,900円 定期便27,115円 |
DMMオンラインクリニックは診療時間が24時間で、夜中や明け方にお腹の調子が変わったときでも、その場で医師に伝えられます。
また、クリニックフォアは定期便に解約の縛りがないので、体調に合わせて続け方を変えられます。
どちらも初診から再診までオンラインで完結するため、下痢や便秘がつらいときも家から一歩も出ずに用量を相談できますよ。
【独自調査】マンジャロの下痢・便秘に関する口コミ調査
この記事を執筆するにあたり、マンジャロおすすめ比較NAVIはマンジャロ利用者の口コミを集め、下痢・便秘症状についてリアルな実態を調査しました。

| 調査対象 | マンジャロの下痢・便秘・便通に関する公開口コミ 23件 【内訳】下痢 9件、便秘 7件、両方 3件、便のにおい 4件 |
|---|---|
| 調査内容 | 主訴の分類と、出た時期・続いた期間の集計 |
| 調査方法 | Yahoo!知恵袋・医師Q&Aサイト・X(旧Twitter) 口コミ掲載ページ・体験ブログの計21ページから収集 |
| 調査期間 | 2026年8月6日 |

ここからは、実際の口コミをいくつか抜粋して紹介します。
編集部非正規の通販サイトや個人輸入代行の体験談は対象から外しているので、クリニックで処方を受けた方の実態を知りたい方はぜひ参考にしてください。
下痢に関する口コミ
マンジャロ利用者の口コミのうち下痢に関するものは9件です。実際の口コミを詳しくみると、下痢が発生した時期がほとんど同じであることが判明しました。
打った当日〜3日目まで下痢気味
Yahoo!知恵袋
ほぼ食事してないのに、胃のむかつきと下痢
医師Q&Aサイト
1日2〜6回程度の下痢です
医師Q&Aサイト
1ヶ月(4本)はこれがつづきました
Yahoo!知恵袋
このように、打った当日から3日目までに下痢が発生したという口コミが多く、収まるまでの長さは3日ほどから1か月まで幅がありました。
また、下痢の症状が出た用量はさまざまで、2.5mgで中止した方がいる一方、5mgでも「副作用は全くない」という声もみられました。
便秘に関する口コミ
マンジャロ利用者の口コミのうち便秘に関するものは7件で、具体的に排便の回数がどのように変わったかを書き込んでいる方もいました。
打つ前は1日1〜2回出ていたのに、今は3日に1回
Yahoo!知恵袋
酸化マグネシウムや下剤も試しましたが効きません
医師Q&Aサイト
特に目立ったのは、2つ目の口コミのように「市販薬や処方の下剤を使っても動かなかった」という訴えで、便秘に関する口コミの半数近くがこの点に触れていました。
つらさが続いた期間についても下痢より長く、開始1か月は下痢だったのに2か月目から便秘に転じた、という声もありました。



下剤を使っても改善しない場合は、下剤の種類や量の見直しだけでなく、マンジャロの用量調整が必要になることもあります。自己判断で市販薬を追加する前に、処方元へ相談しましょう。
便のにおいに関する口コミ
マンジャロを使ってからの便のにおいに触れた口コミは4件で、以下のような表現が見られました。
便が変な臭いがします
Yahoo!知恵袋
トイレが吐瀉物みたいな独特な異臭
Yahoo!知恵袋
ほかにも「硫黄の臭いでもない、表しようがないような感じ」「卵が腐ったような臭い」といった表現をする方もみられました。
※本調査の結果は投稿者個人の主観に基づくものであり、効果・サービス内容を保証するものではありません。
マンジャロで下痢と便秘が両方起こる理由
マンジャロという同じ薬を利用して、下痢と便秘という正反対の症状が起こることを不思議に思う方もいるでしょう。
電子添文でも下痢と便秘はどちらも頻度5%以上の副作用に挙げられていますが、この2つは別々の原因で起こるわけではなく、どちらも胃から腸へ食べ物を送るスピードをゆるやかにする作用が関係しています。


順にみていきましょう。
食べ物が運ばれる速さがゆっくりになる
1つ目は「食べ物が消化管を進むスピードがゆっくりになること」です。
マンジャロで食欲が抑えられる理由のひとつは、食べ物が胃にとどまる時間が長くなり、満腹感が続きやすくなるからです。
ただし、マンジャロの影響を受けるのは胃だけではなく、胃から小腸、大腸へと食べ物や便が運ばれる流れにも同じ変化が起こります。体の中で起こる変化をステップ形式でまとめました。


実際に消化管の動きを調べた小規模な研究では、胃だけでなく、小腸や大腸でも通過が遅くなった例が報告されています。
このように、マンジャロによって胃から腸へ食べ物が進むペースが変わると満腹感が続きやすくなる一方、便通にも変化が出ます。
食欲を抑える作用と下痢・便秘などのお腹の症状は、消化管への作用という点でつながっていることを理解しておきましょう。
大腸に長くとどまって便が硬くなる(便秘)
2つ目は「大腸に長くとどまって便が硬くなる」です。
大腸には便から水分を吸い取る働きがあるため、大腸の通過に時間がかかるほど水分が抜けていき、便が硬くコロコロしたものに変わっていきます。
さらにマンジャロの場合は食事の量そのものが減ることも重なっていて、大腸に届く食べ物の残りかすが少なくなると、腸を押し広げて「出したい」という感覚を生む刺激が起きにくくなります。
つまり「出ない=腸が動いていない」とは限らず、便を出すための食べ物そのものが足りていないケースもあるということです。
小腸で細菌が発酵を起こす(下痢)
3つ目は「小腸で細菌が発酵を起こす」です。
ここまでは便秘に関する説明をしてきましたが、大腸ではなく小腸で流れがとどこおった場合は、反対にお腹がゆるむこともあります。
これは食べ物が小腸に長くとどまると、そのあいだに腸の中の細菌が食べ物を先に発酵させてしまうためです。発酵で生まれたガスがお腹の張りに、腸を刺激する物質が便のゆるみにつながると考えられています。
また、これとは別に食べ物そのものが引き金になるケースも知られています。
代表的なのが、糖質オフの菓子やガムに使われる糖アルコール(甘みがありながらカロリーを抑えられる甘味料)で、腸で吸収されにくい成分です。
たまった便の上流を液体だけがすり抜ける
4つ目は「硬い便のわきを液体だけがすり抜ける」です。
実は、「下痢だと思っていた症状の正体が便秘だった」というケースも珍しくありません。
2つ目に紹介したような理由で硬くなった便が出口の近くにたまると、栓のようにふさいでしまいます。すると、その手前で行き場をなくした液体だけが、すき間を通って出てくることがあります。


たまった硬い便の塊を糞便塞栓(ふんべんそくせん)、そのわきを液状の便がすり抜けて出てくる状態を溢流性便失禁(いつりゅうせいべんしっきん)と呼び、一般には「偽性下痢」と表現されることもあります。
これらはもともと高齢の方や寝たきりの方で問題になりやすい状態で、マンジャロで起こると報告されたデータはありませんが、下痢と見分けにくい点は共通しています。
この状態で下痢止めを先に使うと栓になっている便がさらに動かなくなってしまうので、その前に以下の症状に当てはまらないかを確かめておきましょう。
- 少量の水っぽい便が何度も出る
- お腹が張っている
- 出たあとも残っている感じがする
「快便になった」という声には生活側の変化がある
ここまでとは反対に、マンジャロを使ってからお通じが整ったと感じる方もいます。
ただし、マンジャロが便通を良くする薬だという医学的な裏づけは確認できていないため、これをマンジャロの効果と考えるのは早いかもしれません。
便通に関する副作用として挙がっているのは下痢と便秘の2つだけで、電子添文にも日本イーライリリーの公開情報にも、排便が改善する旨の記載はありません。



今回の口コミ調査でも、「快便になった」と明言した声は見つかりませんでした。
しかし、もともと便通に良い習慣が身についていたり、以下のようにマンジャロによって食生活が整ったりすると、便通が良くなることは十分あり得ます。
- 揚げ物や間食が減った
- 食事のリズムが整った
- 体重が落ちて体を動かす機会が増えた
マンジャロの下痢・便秘はいつまで続く?出やすい時期と期間の目安
マンジャロの下痢・便秘がいつまで続くのかは、胃の動きへの作用がどう変わっていくかと、国内試験で報告された持続期間からある程度の見通しを立てられます。
時期ごとに詳しくみていきます。
出やすいのは打ち始めと増量直後
マンジャロの電子添文の薬効薬理には、胃内容排出速度(体内でどのくらい早く吸収されるか)の低下は初回投与後にもっとも顕著で、4週間の反復投与で減弱したと書かれています。
つまり、マンジャロの打ち始めがもっとも症状の出やすい時期で、4週間の反復投与で弱まっていくと考えるのが自然です。ただし、下痢はマンジャロの用量を増量するタイミングで反応が出やすいことも分かっています。
海外で行われた肥満の方を対象とする臨床試験では、マンジャロ用量ごとの発現率が下痢と便秘で逆方向に動いていました。


| マンジャロの用量 | 下痢 | 便秘 |
|---|---|---|
| 5mg | 18.7% | 16.8% |
| 10mg | 21.2% | 17.1% |
| 15mg | 23.0% | 11.7% |



下痢は5mgの18.7%から15mgの23.0%へと用量とともに増える一方、便秘は16.8%から11.7%へ下がっており、増量で症状の質そのものが変わりうる、ということです。
下痢が続く期間
実際、日本人の2型糖尿病患者を対象とした国内2試験では、症状ごとの持続期間の中央値が次のように報告されています。


| 症状 | 単独で使った試験 | 他の薬と併用した試験 |
|---|---|---|
| 下痢 | 2〜5日 | 2.5〜11日 |
| 便秘 | 55〜121日 | 209〜332日 |
| 悪心 | 2〜3日 | 2〜44日 |
| 嘔吐 | 1日 | 1日 |
このように、下痢の持続期間の中央値は2〜5日で、いずれも数日から2週間以内に収まる長さでした。
口コミ調査でも「打った当日〜3日目」に集中していたので、報告されている数字と実際の語りはおおむね一致しています。



口コミ調査でも「打った当日〜3日目」に集中していて、「週の後半になるとお腹が落ち着いてくる」という書き込みも複数みられました。
ただし、1週間以上たっても改善の兆しがないときは、次の診察を待たずに処方元へ連絡してください。
便秘が続く期間
マンジャロの副作用としての便秘は持続期間の中央値が55〜121日と報告されており、下痢のように待っていれば終わるとは考えにくい長さです。
これは、長引く要因が1つではなく、3つ同時に重なっているからだと考えられています。


| 重なる要因 | 便に起きること |
|---|---|
| ①大腸の通過時間が延びる | 水分が抜けて硬くなる |
| ②食事量が減って便のかさが減る | 押し出す刺激が起きにくくなる |
| ③水分をとる量が落ちる | 硬くなる流れに拍車がかかる |



①だけなら水分を増やせば追いつきますが、そこへ②と③が重なると硬い便が、少ない量で、押し出す力も弱いまま残るという状態になります。
下痢・便秘の症状は効いているサインではない
「下痢や便秘が出ているのは、それだけ効いている証拠かもしれない」と考えた方もいるでしょう。しかし、胃腸の動きが実際にどれだけ遅くなっているかと、本人が感じる症状の強さは一致しないことが知られています。
実際、「下痢・便秘の症状はないのに、食欲は順調に落ちている」「下痢・便秘の症状は強いのに、食欲がなかなか収まらない」という両方の口コミを確認できました。
お腹の調子からマンジャロの効き具合は読み取れないので、「効いている証拠だから」と我慢して続ける必要はありません。
マンジャロによる下痢がつらいときの対処法
マンジャロによる下痢がつらい場合は、以下の対処法を試してみてください。
取り入れやすいものから順に解説します。
こまめに水分と電解質を補給する
1つ目は「こまめに水分と電解質を補給する」です。
マンジャロを打った後の下痢は、便と一緒に水分や電解質(ナトリウム・カリウムなど)が失われやすくなります。
このとき、一度にたくさん飲むよりも、コップ半分ほどを何度にも分けてとるのがおすすめです。



水やお茶だけでは電解質を十分に補えない場合もあるので、下痢の症状が強いときは経口補水液やスポーツドリンク(糖分のとり過ぎには注意)も選択肢になります。
ただし、水分をとっても口の渇きが改善しない、尿量が極端に減る、めまいやふらつきがある場合は脱水が進んでいる可能性があるため、早めに医療機関へ相談しましょう。
脂っこい食べ物や刺激物を控える
2つ目は「脂っこい食べ物や刺激物を控える」です。
マンジャロの下痢が出ているあいだ控えたいもの・食べやすいものをまとめたものがこちらです。


| 控えたいもの | 食べやすいもの |
|---|---|
| 揚げ物 | おかゆ |
| 牛乳・ヨーグルト | にんじん |
| コーヒー | 鶏のスープ |
| お酒 | 白身魚 |
| 炭酸飲料 | - |
| 辛いもの | - |
| 食物繊維を多く含むもの | - |
このように、脂っこいものや腸への刺激が強いものは下痢を悪化させる可能性があるのに対し、消化しやすいものであれば、下痢の症状が出ている時も胃の負担を軽減できます。
このほか、注意が必要なのが糖質オフ食品に多く含まれる「糖アルコール」です。糖アルコールは成分表示で「〜オール」で終わる甘味料を探してみてください。
成分表示で探したい甘味料はこちら
- ソルビトール:菓子やガム、糖質オフ食品に広く使われる甘味料
- マンニトール:清涼菓子や粉末飲料に使われる甘味料
- キシリトール:ガムやタブレットでおなじみの甘味料
- マルチトール:チョコレートや低糖質スイーツに使われる甘味料
下痢止めを使う前に医師へ相談する
3つ目は「下痢止めを使う前に医師へ相談する」です。
繰り返しになりますが、便秘が原因で下痢のような症状が起きている場合は、腸の動きを抑える下痢止めを使うことで、かえって症状が悪化するおそれがあります。
次の4つの特徴に当てはまる場合は、自己判断で下痢止めを使わず、医師へ相談しましょう。


- 1回の量は少ないのに回数が多い
- お腹が張っている
- 出たあとも残っている感じがする
- 直前の数日は便秘だった
当てはまるものが多いときは市販薬を足す前に処方元へ伝え、増量ペースを落とすか前の用量に戻すかを含めて相談してみてください。
マンジャロの便秘がつらいときの対処法
マンジャロの副作用としての便秘は下痢と違って月単位で続くことがあるため、水分・食事・体を動かす時間をまとめて見直してみましょう。


取り入れやすいものから順にみていきます。
水分と食物繊維をバランスよくとる
1つ目は「水分と食物繊維をバランスよくとる」です。
マンジャロを打ってから便秘症状が現れたときは、まず水分不足になっていないかを確認しましょう。
マンジャロは食欲を抑える作用があるため、食事だけでなく水分をとる量まで減ってしまうことがあります。また、胃の張りや満腹感が続くことで、気付かないうちに飲水量が不足しているケースも少なくありません。
下痢のときと同様に、水分は一度にたくさん飲むよりも、朝起きたとき・食事のたび・仕事や家事の区切りなど、時間を決めて少しずつ飲むほうが続けやすくなります。
さらに、食事量が減ると便の材料そのものが不足して便秘になりやすくなります。
食事量を増やせないときは、いも類・豆類・野菜などを少量ずつ取り入れて便のかさを保ったり、食物繊維をバランスよく摂取したりするのがおすすめですよ。
適度な運動で腸の動きを促す
2つ目は「適度な運動で腸の動きを促す」です。
体を動かして腸の働きを促すことも便秘の改善に役立つとされていて、実際に専門家も週150分程度の中等度の運動を目安として推奨しています。
ただし、激しい運動を毎日続ける必要はなく、最初は1日20〜25分ほど少し速めに歩くだけでも十分です。
- 早歩き
- サイクリング
- 水中ウォーキング・水泳
- 軽いエアロビクス
- 階段を少し速めに上る
- ラジオ体操や軽い体操



体調に波があって「今日は運動する気になれない」と感じる日は、朝にコップ1杯の水を飲んで少し散歩する、エレベーターではなく階段を使う、ひと駅分歩くなど、続けやすい習慣から始めるのがおすすめです。
便秘薬は自己判断せず医師・薬剤師へ相談する
3つ目は「便秘薬は自己判断せず医師・薬剤師へ相談する」です。
マンジャロでは、同じ人でも時期によって便秘と下痢が入れ替わることがあります。そのため、便秘薬を自己判断で毎日使い続けると、下痢になったときに症状を悪化させてしまうかもしれません。
ここで押さえておきたいのが、便秘薬には3つの種類があるということです。


- 非刺激性下剤:便に水分を集めて柔らかくする(酸化マグネシウムなど)
- 刺激性下剤:腸を刺激して排便を促す
- マクロゴール製剤:便の水分を保ち、排便しやすくする
マクロゴールとは
腸で吸収されずに水分を保ったまま便を運びやすくする成分で、日本では処方薬として使われるもの
酸化マグネシウムなどの非刺激性下剤から検討することが一般的なのに対し、刺激性下剤は毎日使い続けると効きにくくなることがあるため、必要なときだけ使用することが推奨されています。
マンジャロによる下痢・便秘とあわせて確認したい便の色やにおい
マンジャロでは、下痢や便秘だけでなく、便の色やにおいが気になるという声もみられます。この多くは食事内容や便が腸にとどまる時間が影響していますが、中には消化管出血など別の病気が隠れているサインなこともあります。
ここでは、受診を考えたい便の色の変化と、においが強くなる理由、気になるときの対処法について見ていきましょう。
気になるほうから確認してみてください。
便が黒いときに確認したいこと
まず押さえておきたいのは、マンジャロの電子添文に黒色便・タール便・下血・血便のいずれも記載がないという事実です。
黒い便が出たときは、「タールのように黒くべったりしているか」「黒くなる原因となる薬や食べ物に心当たりがあるか」の2点を確認しましょう。


黒くべったりとしたタール状の便は、医学的には上部消化管からの出血を疑うサインとされています。
一方で、鉄剤を服用している場合や、イカスミ・のり・ひじき・黒ごま・レバーなどを食べたあとは、病気ではなく便が黒くなることがあります。
便のにおいが強いときの原因
マンジャロおすすめ比較NAVIの口コミ調査では、「マンジャロを打ってから便やゲップのにおいが気になった」という声がみられました。
これを一般的に説明する場合、胃から先へ食べ物が送られる速さが落ちて腸にとどまる時間が延びると、その分だけ細菌による発酵が進み、においのもとになるガスが増えると考えるのが自然です。


- 食べ物が腸内に長くとどまると腸内細菌による発酵が進み、においの原因となるガスが発生しやすくなる
- 脂肪が十分に消化・吸収されず便に残ると、便のにおいが強くなることがある
- 便秘によって便の滞留時間が長くなると、腸内細菌による分解や発酵が進み、便のにおいが強くなりやすい
便のにおいが気になるときの対処法
ここまで見てきたように、マンジャロによる便のにおいは、胃や腸に内容物が長くとどまることや、便秘によって腸内で発酵が進むことが関係している可能性があります。そのため、まずは便秘を改善することが対策につながります。
具体的には、こまめな水分補給や適度な運動、食事の見直しなど、これまで紹介した便秘対策を続けてみましょう。
お腹の張りやガスが気になる場合は、整腸薬や消泡剤が役立つこともあります。
また、においの変化がマンジャロの開始後や増量後から続いている場合は、用量の調整によって改善することもあります。においは相談しづらい症状ですが、我慢せずに処方元へ伝えてみましょう。
マンジャロの下痢・便秘で受診を考える目安
マンジャロによる下痢や便秘のほとんどは時間とともに落ち着きますが、症状の組み合わせによっては受診を検討しましょう。


ご自身の状態に近いところから確認していきましょう。
すぐ受診したい症状
マンジャロの下痢や便秘は、多くの場合は時間の経過とともに落ち着いていきます。ただし、次のような症状がある場合は、副作用だけではなく緊急性の高い病気が隠れている可能性があるため、早めに医療機関を受診してください。
- 排便もガスも出ず、お腹の張りが強い
- 嘔吐を伴う激しい腹痛が続く
- 黒いタール状の便や血便、吐血がみられる
- 立ちくらみや冷や汗を伴う
実際、マンジャロの電子添文では、重大な副作用としてイレウスと急性すい炎が挙げられています。


イレウスでは、「高度の便秘・腹部膨満・持続する腹痛・嘔吐」などがみられ、電子添文では症状が認められた場合は投与を中止するよう示されています。
急性すい炎は頻度0.1%未満とされていますが、初期症状として「嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛」などが示されています。



どちらも頻度は高くありませんが、当てはまる症状が1つでもある場合は、「マンジャロの副作用だから」と自己判断せず、次回の診察を待たずに処方元や医療機関へ連絡してくださいね。
当日から翌日に相談したい症状
マンジャロを打ち始めてから次のような症状がある場合は、様子を見続けるのではなく、なるべく早めに処方元や医療機関へ相談しましょう。
- 嘔吐や下痢が続き、水分を十分にとれない
- 発熱を伴う下痢が続いている
- 便秘が2週間以上続いている
- 強い腹痛がなかなか改善しない
これらの症状は、脱水や感染症、マンジャロの用量の調整が必要な可能性があります。
自己判断で中止しない
下痢や便秘がつらいとマンジャロの自己注射を1回飛ばしたくなりますが、休薬や減量の判断は処方元の医師が行うものなので、まずは担当医に症状を伝えてみてください。
- いつから:症状が始まった日と、直前に増量したかどうか
- 回数:1日に何回出ているか、夜中に起きるかどうか
- 便の形:水のようか、コロコロか、少量が何度も出るか
- 食事と水分:食べられているか、水分をとれているか
実際、増量を数週間先へ延ばす、前の用量にいったん戻す、といった調整の手があるため、伝えれば続け方そのものを変えられる場合もあります。



この時、つらさを理由に自分の判断で間隔をあけてしまうと、症状の原因が薬なのか別の要因なのかを切り分けられなくなります。
メモを見ながら話すだけで症状について相談しやすくなるので、クリニックに連絡する前にこの4項目を整理しておいてくださいね。
マンジャロの下痢・便秘に関するよくある質問
マンジャロの下痢・便秘との付き合い方【まとめ】
マンジャロの下痢・便秘はどちらも起こりうる代表的な症状で、出やすいのは打ち始めと増量した直後です。
このうち下痢は数日単位で落ち着きやすいのに対し、便秘は月単位で続くことがあるため、早めに水分・食事・活動量を整えておくほうが負担を抑えられます。



症状の強さと効き目は一致しないと知られているので、つらさを我慢して続けるより、用量や増量ペースの相談を先に済ませておきましょう。
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