ボーナスを変換すれば少与と出 パソコン 9
リストラの悲話 パソコンにまで

最近パソコンは本当に進歩した。
使っている人の立場を良く理解してくれる。

先日、製品を完成させるのにお客様から支給される部品が来ていない。
納入期日が迫っているので催促した。
私のパソコンはメールで「【至急品】(支給品)をお送り下さい。」とやってくれた。

子供が卒業出来るか判らないのに、大学院に行くという。
妻が送ったメールで、「【学士】(学資)をどうするの、
大学院に行くならアルバイトしなさい」とパソコンは心配してくれた。

使い手の状況を実に良く反映してくれる例はまだある。
「財産を【築く】」としたいのに、「財産を【気付く】」の一点張りで、
ガンとして「築か」せてくれない。

ボーナスは支給する側の立場で訳せば「賞与」と成るのだろうが、
貰う側では「少与」と成る。
パソコンは、ボーナスを貰う側の立場で「翻訳」したのだ。
パソコンの能力を何時もフルに活用してくれる人の立場を理解してのことだ。
えらいことだ。

Bonus(ボーナス)を「賞与」と訳した人が居た。
しかし能力給の時代が来て、パソコンは「少与」と訳した。
パソコンは使う人の「能力」まで見ぬいていたのだ。
パソコンもコンピュータから情報端末に換わり、情報処理をするようになった。
賃金体系も勤続給型から能力給型に変わりつつある。
そして賞与は少与に替わり、やがて Bonus になるのかもしれない。

リストラをする経営者よ、パソコンを味方に頑張りましょう。

久し振りに辞書を見たら、Bonus は above what is due. となっていた


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