子育てが終わってみれば犬と猫   犬年男  6 
 愚痴も言わずに「ただ飯」食わす   
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親離れしない子、子離れできない親がいる当世です。
そんななかで親離れ、子離れをキチットしたのですから立派です。
親というものは哀れな者で、
自分がドキドキしながらやってきた恋や不倫の遍歴を棚に上げ、
子供が既に立派に成っているのに世話をやきたがる。
夜遊びするな、飯代ぐらい入れろ等とやる。
子供は口答えをして逆らう。
これが世代を超えて生きていくための大切な活力で、
健全な行動のはずなのだが、
親は勝手に疎外感を感じて淋しがったり、腹を立てたりする。

子供が巣立って独立し、家を離れると、
喧騒と思っていた活気が無くなって、
さなぎが孵ってしまった蜂の巣の様に、家の中に空き部屋が残り、
家の中の空気にポッカリと穴が空いて、
埋めようの無い別の淋しさが生まれるのです。

従順なペットしか側には居ないのです。
これからは美味しいペットフードの為に働きますか。
パソコンで「パソコン画・電子絵」を描いて、
ITテクニックと衰えつつある感性とを今一度呼び戻しては如何ですか
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