赤い糸 やがてなるのは コードレス
かってにつながり かってに切れる
小指と小指が赤い糸で結ばれている。
糸は赤くなければダメだ。白でも緑でもダメなのだ。
赤は皆に好かれる美しい色なのだ。
昔から、子供は赤いべべが好きだった。綺麗な美しいべべは赤だった。
赤色の花は情熱的で美しい。
中国では、お目出度い時には赤色を使う。
正月も結婚式も、赤色を主体にして金色を加えて飾る。
ロシヤだって、赤は「クラシイニー」、美しいは「クラシイビー」でほとんど同じだ。
赤は 世界中の人が美しいと思う色なのだ。
結ぶのは小指と小指だ。
親指と親指などではない。
針金でくくり付けるのではない。針金では力を入れると指が切れてしまう。
糸なら指が切れる前に、糸が切れる。
親指では糸が簡単に切れて、痛くも痒くもない。だから小指に糸を結ぶのだ。
結び目は蝶結びだ。解けそうになったらソット結び直せば良い。
美しくて、切れ易く、チョッピリ傷みを感じる。
良い男と美しい女を結び付けているのは、こんな小指と赤い糸なのだ。
其れがコードレスに成るというのか。
凧をコ―ドレスにしたら凧といえるか。コ―ドレスの凧など考えられるか。
模型飛行機を飛ばしているのはコードレスではない。
ラジコンというのだ。いっしょにするな。
色もない、形もない物でどうやって結ぶのだ。
こんなもので結んだと思っても、結ばれてなど居ないのだ。
だから結んだはずの相手に消されてしまったりするのだ。
誰とでも勝手に結ばれた積もりでいれば良いというのか。
出会系サイトで結べるというのか。
小指と小指を赤い糸で蝶結びに結んで、
解けそいになったら結び直して、
糸が切れてしまうほど遠くに離れないで、
小指に痛みを感じたら少し緩めて、
相手の動きが何時も感じていられる。
赤い糸で結ばれた者どうしは、コードレスにするなど考えられません。
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