お葬式
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今日妻は母の弟(叔父)の葬式に神戸に行った。
母親の兄弟は7人だが残っているのは3人で元気なのは末の妹一人がけだ。
佐渡にいる母親は施設に入ってい、介護手続きに兄が大阪から佐渡に来ているので、私の妻が代表で出席する。
叔父の葬儀なので代表と言うことはないのだが、出席できるのは妻だけだ。
また母親も弟の訃報を告げても、単純に聞いているだけで昔の面影はない。
かくして年をしてからのお葬式は、と言ってもお葬式と言うのは大概年をしてからになるのだが、
弔いに来てくれる人は、兄弟は高齢で無理になる。喪主だって子供になるので弔いに来る人は甥姪と言う事になる。
参列者同士の会話は従兄妹同士の会話でよそよそしくで実に寂しいものに成る。
しかし参列してくれるのは疎遠とは言いつつも住所などは判っている同士なのだが
、全く疎遠になっている人もいて通知も出せない親戚も結構いる。
最近は核家族なので、遠方に住んでいて、夫々が勝手気ままに生活しているので、普段の音信も疎遠になっている。
また通夜・葬式を自宅でせずに「セレモール」と言うような商業施設でする。
通夜を自宅でした時は、故人の横で一夜を過ごしたものだ。
通夜に来る人は気の置けない人達で思い出話に花が咲いた。賑やかだった。
葬式にしか会えない人が、万障繰り合わせて集い、胡坐をかいて酒を酌み交わして遠慮なしに思い出話をする。
あちこちから話に火がついて座に加わり、ツイツイ声が大きくなって賑やかになる。酒量も増して賑やかさを増す。
通夜の夜と言うのはこんなもので賑やかだった。
それが通夜・葬式を商業施設で行い、時間制限があり、人は義理で集い 御香典を渡しに来る事が目的になる。
渡された香典袋を開けてみて、御弔いに来てくれた人を知り、印刷した挨拶状を郵送する。
香典と葬儀社への支払いの集計をして一連の葬儀を終える。
これが今の葬儀だ。
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