モラル・パッシング（Moral Passing）を市場原理で修復できるの？
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ジャパン・パッシング（Passing）は規制緩和・市場原理で救えるかも知れないが
モラル・パッシング（Passing）は規制緩和・市場原理で醸成される？
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サブプライムローン問題が世界の金融市場を混乱させている、そうだ
辞書を調べてみたら Prime Borrower は大口貸付先（借り手）で
Subprime Borrowerは「信用度の低い借り手」とあった
可笑しいのは
最初から「SUB・PRIME」即ち「信用できないよ」と謳っているのに
世界中の銀行が とてつもない金額を融資したことだ
良く分からないのだが、金利が高いのが魅力だったらしい
言い換えると 世界中の大金融会社が
金利を貪って 危険性に目を瞑って（承知で） 大金を貸し込んだ？
そして アメリカのバブルを世界中で膨らませ それが パンクした
チョット前に日本がやったが 国内だけで治まった
今度は アメリカがやって 世界に広がった
不謹慎だが もしかすると次は中国あたりで その次は？？？と
こんなことが 世界を巡るとなると
自由主義・市場原理の経済は 共産主義・統制経済の崩壊と同じように
崩壊するのではないだろうか などと素人が 訳もない心配をするのだ
「経済活性化」・「市場経済の素晴らしさ」などと 思っているのだが
結果 奈落の底に落ち込んでしまったらどうしよう
この次は「何経済・何主義」になるのだろうか？
次の「何」が判らないだけに 不安で心配だ
だって 経済活動が自由である故に
「信用できない」債権を「流動化」して 世界中に売りに出して
それを世界中の銀行が買った
まるで ねずみ講を世界中でやったようなもので
何か大切な「モノ」を passingしてやったマネーゲームがパンクした。
パンクの原因が「自由経済」にあるとしたらどうするのだ
しかし ソ連（ロシヤ）では
国民に手枷・足枷をしていたのを解き放って活性化したが
もともと国民に「枷」をかけたのは 倫理観無視の権力者達だ
日本だって
官僚（と言うか国民）の倫理観無視（欠如では無い・passing）から活力をなくしたのに
競争原理を導入すれば活力を取り戻せる というのは
少し筋が違うように思うのだ
倫理観パッシングが 市場原理で取り戻せるというのか？？
自由経済が 欲の皮を無制限に突っ張らせて 只貪ることでバブルを作ったり
ワーキングプアを作り出したりする
その原因を
倫理観パッシングの人間性に負わせずに
市場原理と言う（どちらかと言うと）自然作用に負わせて
平気でいていいのだろうか
何か お天道様に申し訳ないような気がする
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日銀の博物館に行くと お札の原型が展示されている
「金貨をいくら預かっている」と言う証文だ
証文を書いた人も 証文を持っている人も信用が無ければ
お札は只の 紙切れで意味が無かった
やがて アメリカは クレジットカードが出たり 金(キン）が足りなくなったりして
金（キン）の裏づけが無くても お札を有効にする とニクソンが言った
そして ITの時代になって
ITと言うか コンピュータの数字が お札の用をたすようになった
商売でも お札を運ばずに コンピュータの数字を書き換えれば 済む
貯金だって お札を積まなくとも 単純に大きい数字に書き換えれば済む
さて 素人の時代遅れの 私は
お札の基礎にあった「嘘をつかない・騙さない・と言う信用」は
単純な数字の書き換えで保たれているのだろうか？
ひょっとしたら
お金を貸す人が お金が無い人にでも
「アメリカだから良いよ」などと言って 本当は信用してはいけないのに
過去に基礎を置く統計計算をして 「利益が出るから大丈夫」と
お金の信用を 利益に負わせて
数字の書き換えで お金を貸してしまう
そして
書き換えだけで済むので 単純に素早く あちこちで こんなことが行われて
金額は桁外れに大きくなり バブルになるのでしょう
昔は 貸す人は慎重だったが 今は貸す方が貸したがる
絵に描いた餅よろしく 「コンピュータがはじき出した利益（数字）」を担保に貸す
更には 予測利益で 手持ちのお金の何百倍もする投機を勧める
貸す方に「信用が無い」などと言う事は 想定外だ！？！
貸す方に与信ではなく「受信」の限度を設けたら良いのかな！？
とかく 使う（ソフト開発する）人間のモラルpassingは横において
コンピュータに責任を押し付けるのでしょうか？
不思議な 目眩がするような話です
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