格差社会:
ポリティカルプアーが作った「人材賃貸借」自由化と新貧民産出システム


ワーキングプアが問題だ
人材派遣会社が港湾労働や建設現場に作業者を派遣して問題になっている
格差社会が生む ワーキングプアーは 産業革命の頃英国で生まれた貧民に似ている?

いくら働いてもまともな生活ができないワーキングプアーといわれる人達が増えている
ワーキングプアーを日本語で言えば 「新貧民層」だろう
人材派遣に関する規制緩和が問題の発端にあるらしい

企業の競争力を高めるために 人を安く雇えるようにしよう
人材派遣・人の「貸し借り」を 自由化・市場原理に委ねることだ と
人間より金回り優先の経済学者は考えたのだと 憶測するのだ。
結局 安く雇われた人達は ワーキングプア・「貧民」となって 生活を維持できなくなた

どうも 素人の私には分からないのだが、おおまかに言えば
人の「売り買い」はだめで、「貸し借り」は許される、という事らしい。
人身売買を商売にしてはいけないが 人身貸借は商売にしても良いということだ。
「人身貸借」ではなくて「人材貸借」だというのだが 両者の違いは?
ただ 条件があって 危険な仕事や「基本的人権を侵すような貸借はいけない」

人身貸借を事業にするには 人身に値段を付けなければ商売にならない
人に値段を付けて貸借する事業が 「有望な」新規事業として 時の政権下で生まれた。
労働力の流通をスムーズにする「市場」が出来た、のだそうだ

市場原理では 安いほうが借り手が多いし、借り手の要求に応える業者が繁盛する。
結局 「安くて小回りが利く『商品』を『売っている』業者」と
それを上手に使った企業が繁盛するわけだ
繁盛している企業から ワーキングプアー・「新貧民」が 産みだされることになる

よく分からないのだが
人に値段を付けて 在庫して 人を賃貸借する
そして 借主が貸主に賃貸料を払う
こんな事業は 「基本的人権を侵していない」のだろうか?
人材賃貸借事業を自由化した厚労大臣や総理大臣は問題ないと思ったに違いない。
そして 人間らしい生活が出来ない国民層 即ち「新貧民を産出する社会構造を作る事」を
企業育成のためとして 日本国政府が推進した

結果
企業は育英され 貧民が産出される機構を作り上げた
「奴隷を産出する機構」を作ったのではない
働こうとしない奴等は貧民になるのは 市場原理下ではやむをえない
企業が繁盛したから 許される、と言うのだが・・・

これは 越後のちり緬問屋のご隠居さんが成敗する 代官様のやり方だ
なんと恐ろしいお代官様 なんと恐ろしい言い訳だろうか!?
早く修正しないと大変なことになりますよ

政治の理想・理念の実現を追及しない政治家・ポリティカルプアー
が ワーキングプアーを産出する機構を作ってしまった

税金を分けて貰いにいって 一知事にペコペコ頭を下げる日本国総理大臣
こうならないように仕組みを作るのが政府・国会の仕事の筈だが・・・
ポリティカルプアーが 国をおかしくしている
Sustainableな「平和ボケ社会」は無理な話なのだろうか?

「労働力の流動化」と言うが 
これは「転職の流動化」とすべきでは??

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国夢:国民に豊かさを、企業に競争力を 
価値観を「働き甲斐」へシフトする。
所得平準化・総中流社会と「豊かさ」の再定義

賃金が高くても商売になる事業・高度頭脳産業の育成
自動車・家電から 環境、バイオ等次世代産業へのシフト基礎教育の高度化
開発速度を加速するための手法開発(開発工程の分解並列化・単純化)
と研究開発工程への(時給千円パート)単純労働者多量吸収