Excelで描くパソコン画<描き方>(このページ記載内容は<書き方>CDの一部です)

B1 パソコン画の種明かし(T)
=「部品画」と貼り絵の手法=
(Excel2000)  EXCEL'07での描き方補足

A4 基本図形を操る A5 基本図形で絵を描く
パソコン画教室・Q&A パソコン画
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エクセルで描くパソコン画は簡単に描けます。
簡単に描ける訳は「部品」を組み合わせて絵を作ることが出来るからです。その様子を以下
順にみましょう。

エクセルで描くパソコン画は、どんな手順で描かれるか、パンジーの絵を例に、完成した絵
を分解する逆手順で、説明します。

1 完成したパンジーの絵
完成したパンジーのパソコン画2点が図B101に表示されています。
 
  図B101 パンジーの絵2点、花3輪と5輪       図B102 花の絵と葉の絵

図B101の左側の絵には、花が3輪付いていますが右の絵は5輪です。
色が違う5輪の「花の絵」を「部品」として使い、片方は3輪にして、葉の配置を換えて2つの絵
にしています。

同じように「葉の絵」も描いて「部品」とし、花の絵と葉の絵を位置を換えて組み合わせれば、バ
ラエティー豊かに色々な絵を作ることが出来ます。

2 部品画と色のバリエーション
これらの絵の「部品」となっている「花の絵」と「葉の絵」(図B102)をご覧下さい。
花の絵は、色違いで8種類できています。

図B102の絵は、色合いは違うが形は同じものがほとんどです。
葉も大きなのと小さなので4種類有ります。これらを上手に組み合わせれば、たくさんの違ったパ
ンジーが出来るのはお分かりと思います。

更に花の形にも変化を付ける事が出来ますし、もっと細かな「部品」に分解することもできます。

3 形にバリエーションをつける
形の変化は、縮小と拡大、そして扁平と回転で付けることが出来ます。
 
    図B103   縮小と拡大              図B104  縦・横の扁平と回転

エクセルで描くパソコン画では、このように「部品画」を作り、作った部品画を更に変形して新しい
部品画とすることが出来ます。

その上で、これらを上手に組み合わせて新しい絵を描くことができるので、無限の可能性が生ま
れることになります。

無限の可能性の中から時として思いがけない美しい絵ができ、感動することがあるのです。

4 部品画の分解
花を更に分解して見ましょう。
花を分解すると図B105のように、花弁と、雌しべ・雄しべからなる花の中心部になります。更に
花弁を分解すると図B106のように花弁の模様になります。
 

 図B105 花の分解                   図B106 花弁の分解

このように見てきますと、実際に描く部品はそんなに多くありませんし、形もシンプルです。
シンプルな形を、自分流に勢い良く描いて、貼り絵のように重ね合わせ、自分流に組み合わせて
描かれているのがエクセルで描くパソコン画です。